4月2日(土)から7日(木)までの6日間、代官山にある「Studio 4n」にて、「Heavy-duty -GROUP ART SHOW-」が開催されました。 このアート展は、〈BAMBOO SHOOTS〉ディレクター甲斐一彦の初のキュレーションにより開催されました。
参加アーティストは
石野大雅 @taigaishino
岩下大介 @howlindustries
大場潤也 @ooba_junya
オカタオカ @okataoka
加賀美健 @kenkagami
神山隆二 @ryuji_kamiyama
見城了 @ryocamera
清水健吾
清水大輔(LETTERS8)@letters_8
JERRY鵜飼 @jerry_ukai
堀内コウキ @cranktokyo
本間良二 @ryojihomma
(敬称略、順不同)
初日のレセプションの様子。
今回はこのイベントと、開催初日に行われたレセプションについてレポートします。
〈BAMBOO SHOOTS〉ディレクター甲斐一彦のキュレーションによる初のアート展。
本アート展テーマである“Heavy-duty“とは、2022年のブランド〈BAMBOO SHOOTS〉のテーマでもあります。 “ヘヴィデューティ”を”必要から生まれる必然”と位置付けた機能美をもった洋服たちを発表するのに呼応して、今回は、甲斐一彦個人にとっての、必要であり、必然であるモノ=ずっと一番大切なモノたち、が創作する作品の展示販売を行われました。
アートの楽しみ方の再構築。
様々なアーティストの作品を見るだけではなく、実際に購入することが可能。
〈BAMBOO SHOOTS/バンブーシュート〉ディレクター甲斐によるキュレーションで、ショップ(洋服屋)に行くようなカジュアルな感じで見に行けること、また、特定の作家さんではなく、色々な作品に触れる良い機会になったのではないでしょうか。
今回はイラストではなく、立体感のある作品を展示いただいたオカタオカさん
今や店舗のアイコンとも言える、石野大雅さんの焚火の新作。
パラシュートの廃材でアップサイクルされた〈CRANK〉のメッセンジャーバッグ
また、SNSなどで身近に感じることの多くなったアートですが、作品のサイズ感や質感、時にはギミックを体感することで、アートに対する楽しみ方を広げることが出来たと思います。
キュレーターのフィルターを通した新しい出会い。
レセプションにご参加いただいたアーティストの皆さんに感想をお聞きしました。
① 今回のアート展、どうですか?
② 展示のテーマと見どころを教えてください。
③ バンブーシュートと甲斐に一言お願いします!
ディレクター甲斐(右)と鵜飼さん(左)の2ショット。
バンブーシュートにちなんだ缶詰のイラスト
人気のキャラクター「ジェリーマルケス」も登場。
ジェリー鵜飼 / Jerry Ukai
アートディレクター/イラストレーター
① 友達ばっかり参加していて、すごく楽しいです。
② バンブーシュートって缶詰がアメリカにたくさん売っていて、バンブーシュートの缶詰が描きたいなって思って、バンブー括りで作ってみました。
③ 今後ともよろしくお願いいたします!緩くお願いします。
〈BAMBOO SHOOTS〉のルックブックでは欠かせない存在の清水さん(左)
清水健吾 / KENGO SHIMIZU
フォトグラファー
① いいですよね、僕は誘ってもらわないと、こういうことをやらないので。
色々な作家さんがいて、なのにアットフォームな感じがして、良いと思います。
元々、バンブーシュートのルックのために撮影したものなのだけど、コロナの最初のタイミングで、紙に出来なかった写真なのです。当時はタブロイド的な感じでプリントを考えていたので、今回ポスターサイズに(プリントして)陽の目を浴びられて良かったなと思っています。
② 見どころは、実はこれは風景写真じゃなくて、モデルカットなのです。
加賀美健さんが小さく映っていて、ドローンじゃなくて、都庁の展望台45階まで上がって撮っている写真で面白いなと思っています。
お寿司は、ポスターが大きいので、お土産にどうかな、と思って作りました。
このお寿司は、いろは寿司でバンブーシュートの並びにあるし、ゆかりがありますよね。
③ まだまだ面白い製作物を作っていきたいので、よろしくお願いします。
見城さん(右)とお子さん、湧くん(左)。
湧くんからみた、ディレクター甲斐の印象は「なんか明るい人だなあ。」とのことでした。
見城さんの手掛ける〈PEREGRINE DESIGN / ペレグリン デザイン〉の折り畳み式のテーブル
見城了 / Ryo Kenjo
カメラマン
① 良かったです、お誘いいただけて光栄です。
② ピースフルとホープです。
③ 特にございません、頑張りましょう!
神山さんの作品は、会期の前から問い合わせが多かったようです。
神山隆二 Ryuji Kamiyama
アーティスト
① 本来なら、今回の依頼されたタイミングはスケジュール的に展示出来ないなって感じだったのだけど。今、いろんな状況が世界的にいろんなものが混沌としているので、タイミング的に何かの形に変えられる手段になるのかなと思って、それがokだったらなと是非と。
② 後は、見て感じでもらえればと思います。
③ 今回の経緯って、展示自体のことのきっかけが聞いてなかったけど。
僕は表現する立場なので、こういう甲斐君の企画とかに、巻き込まれていくのが面白いことだし。
表現している人と表現している人がぶつかり合って、何かなるって。
自分のいつもいるフィールドとまた違うし、そういうところで、いろんな人に出会えるのは楽しいです。
大きな「PEACE」のネオンの前でピースをする清水さん
本展時の中でも一際大きく、存在感がありました。
清水大輔 / Daisuke Shimizu
サインギークス、サインコレクター、LETTERS 8 ディレクター
① 大変な時代になってきたので「world peace」
それだけです。
③ こういう展示に誘ってもらって、いろんな面白い人たちと出来て良かったです。
向かって右が「place in the sun」
岩下大介 / Daisuke Iwashita
①アウトドアはすごく好きなのだけど、普段は、依頼があって作ることが主なので自発的に作ることが初めてなので。
david isaacsのレゲエのアーティストのplace in the sunという曲が好きで。
それっぽいイメージで何にか、出来ないかなと考えて出来たものと、その対になるものを作りました。
③ 今回、声かけてもらってすごく嬉しかったです。
今で依頼の中で最大限を尽くしてけど、所謂、今回アートという名目の中で関われたこと、チャレンジ出来たのも、すごく感謝しているし、これからもやっていきたいなと心から思いました。
本展のために作成したTシャツを着用した、映像作家大場潤也さん(右)
スタイリストとしてではなく、木工作家として参加いただいた本間さん
思わず笑みを浮かべてしまう加賀美さんの作品。
店舗とは異なる場所で、バンブーシュートの表現する世界観を是非お楽しみいただけましたでしょうか。
アートを通して、ブランドの背景を感じていただくこと。またブランドを通して、アートに触れていただける機会になれば幸いです。
ご参加いただきました関係各位様、この度は誠にありがとうございました。