【裏銀座縦走ルート】北アルプスの静かな稜線を歩く

こんにちは、スタッフ黒田です。

前回のBLOGから少し間が空きましたが、先日北アルプスの裏銀座縦走路の一部を歩いてきました。七倉から裏銀座縦走路を使って三俣山荘へ。山荘にベースを張りまだ歩いたことのないルートを歩いたり、道直しをしたりとのんびりとした3泊4日の模様をお伝えできればと思います。標準CTは12時間越え、烏帽子小屋から三俣山荘までの間はテントを張れる場所が無いので何とか歩ききる必要がある。登山は3月の南伊豆以来でかなり心配だがどうなるのだろうか、、、

【行程】

1日目 : 七倉山荘→烏帽子小屋→三ッ岳→野口五郎岳→水晶小屋→鷲羽岳→三俣山荘(裏銀座縦走ルート) 山行時間 10:43

2日目 : 三俣山荘→黒部源流→水晶岳→赤牛岳(軽装ピストン) 山行時間 約9時間

3日目 : 道直し活動 山行時間 無し

4日目 : 三俣山荘→新穂高温泉→平湯  山行時間 約5時間

1日目

仕事終わりに新宿バスタからまいにちアルペン号で七倉山荘へ向けて出発。今回は3列シートに加えて座席がフルフラット仕様で驚くほど快適。4列シートには戻れなくなりそう、、、笑 340分に七倉山荘へ到着。高瀬ダム行きの乗り合いタクシーは5時からしか運行していないので軽く準備をして真っ暗な中から歩き始めた。

ザックはHYPERLITE MOUNTAIN GEARのPORTER 55L。今回は山の上でのんびり過ごしたいので着替え類はいつもより多めにパッキング。さらに3泊4日の食料、行動食に加えて、お土産で買ったドーナッツや巨峰がバッグのスペースを占拠し、重量も大幅に嵩んでしまった。重量を一切気にしない山行もたまには楽しいだろう。

最初の難所は日本三大急登の一つであるブナ立尾根。樹林帯で風もなく、ザックが肩に食い込み汗も噴き出てくる。きつい上り坂を黙々と歩くにつれて体のエンジンが徐々にかかり、一気にペースアップして烏帽子小屋までほとんどノンストップで歩くことができた。推奨CTの約半分のペースと序盤からかなりいい調子。

烏帽子小屋から先はひたすら稜線上を進んでいく。今回は山と道 / DF Mesh Merino T-shirtsをベースレイヤーとして使用。2層のメッシュ構造のおかげでブナ立尾根のハイクアップで汗だくになっても、稜線に出て風に吹かれるとさらっと生地が乾いたのには感動。

今まではメリノTEEやフーディーの下にさらにアクリマのウールネットを重ね着していたが、はるかにこちらの方が快適だった。また、負荷のかかる肩やウエストベルト付近の耐久性に関しても思ったより気にならなかった。

シューズはALTRA / OLYMPUS6を着用。久々の山行なので、ソールの薄いALTRA / LONEPEAKやVIVOではなく安定感を重視してのチョイス。結果的にこの選択が大正解。クッション性に優れたソールと強力なグリップのおかげで、しっかりとした重量を背負っていても足に負担が少なく快適に歩くことができた。

当日は雲が厚く日が出ているタイミングが少なかったので、程よく風が吹き稜線上は非常に快適。基本はDF Mesh Merino T-shirts一枚で、少し肌寒くなればシャツを羽織って歩いた。烏帽子小屋から野口五郎小屋までの稜線ルートではほとんど人とすれ違うことなく静かな稜線歩きを楽しむことができた。

ここまでほとんど休憩をせずに歩いてきたので、野口五郎小屋でカップラーメンと水を買い少し長めの休憩をとる。若干シャリバテ気味だったのでカップラーメンの塩分と暖かさが身体に染みた。水晶小屋手前でこれまでの疲労からか大幅にペースダウン。水晶小屋で力汁を食べコーラを飲むと決めていたのでそれを頼りに一気にラストスパートを切る。

12:30 水晶小屋着。当初の予定よりもだいぶ早いペース。ここまでくればゴールは目前。残念ながら力汁は食材不足により販売中止となっており、コーラだけを買いエネルギーをチャージする。時間にもまだまだ余裕があるため鷲羽岳を経由してゴールの三俣山荘を目指していく。

14:30三俣山荘着。テントを設営した後は小屋で買ったビールを飲みながら先行して入山しているT先輩を待つ。夜はいつも通り小屋でご飯を食べたり喫茶で語り合ったりとまったりタイム。酷使した体を労わりながらテントで夜を明かした。

先日入荷したばかりのSAMBOBのアルファ90フーディを持参。採用しているPolartec Alpha Direct 90は保温性と重量のバランスがちょうどよく、アルプスの夏であればレイヤリングを工夫することで中綿ジャケットいらずで問題ないなと感じた。今回、3泊とも気温がそこまで下がらず、就寝時はSAMBOBに山と道のアルファソックス、EE,Revelathion APEX50℉で快適に眠ることができた。

2日目

装備はテントへデポして軽装で水晶岳、赤牛岳を目指してピストン。軽装とは言っても赤牛岳までは片道5時間超の道のりに加えて、昨日の疲れが結構残っておりなかなか不安が残る。T先輩とは別行動でこの日は近くの沢を探検しに行くとのこと。

EXPED / SPLASH 15

HYPERLITE MOUTAIN GEAR / VERSA ¥14,300-

装備はEXPEDのSPLASH15とHMGのVERSA。SPLASH15は着替え用のドライサックとして使用するほか、就寝時の枕としても使った。ショルダーベルトが細くかなり頼りないのでアタックザックとしての使い心地は少し不安だったが、肩への食い込みは全く気にならずに使うことができた。

HYPERLITE MOUTAIN GEARのVERSAはウエストバッグとして使用。500mlのペットボトルがピッタリ入るのでこちらもかなり重宝した。いつもはVICE VERSAを持っていくがモバイルバッテリーやサングラス、日焼け止め等、すぐに取りだしたいものを気にせずに入れることができる大容量がお気に入りで最近はこちらの方が登場回数が多い。

軽装とは言っても赤牛岳までは片道5時間超の道のりに加えて、昨日の疲れが結構残っておりなかなか不安が残る。三俣山荘~黒部源流~水晶岳間は登山者も多いが水晶岳から赤牛岳を超え、読売新道へと続く登山道は反対に殆ど登山者の姿もなく静かな山歩きを楽しむことができる。一人で淡々と山道を歩くのが好きなんだなと改めて感じた

三俣山荘~黒部源流~水晶岳間は登山者も多いが、水晶岳から赤牛岳までの登山道は一転して登山者と殆どすれ違うことなく、静かな山歩きを楽しむことができる。

昨年、悪天候に見舞われて歩くことのできなかった読売新道の先に黒部湖が見える。

12:00頃 赤牛岳山頂到着。昼食はThe small TwistのFarm-fresh Minestroneをチョイス。さらっと食べたかったので水分量は400mlまで増やして作る。野菜はもちろん、パスタや豆類もたっぷり入っているのでしっかりとお腹いっぱいになることができた。優しい味付けなので、夕食というよりかは水分量を増やして贅沢な朝ごはんや昼食としての使い方が良さそう。個人的にはスモールツイストの中では一番好きかもしれない。

※The Small TwistはBAMBOO SHOOTSの店頭で販売しています!

 

3~4日目

3日目はT先輩と一緒に三俣山荘の道直しプログラムに参加。最終日は当初の予定では伊藤新道を使って下山の予定だったが、8月上旬の大雨の影響で川が大幅に増水しており、最大で胸くらいまでの水位になっているとのこと。

私は渡渉スキルも乏しく、泳ぎが苦手なため安全を考慮して新穂高へ降りる計画へ変更。下山後は新穂高から平湯まで移動。帰りの高速バスを待つ間に温泉に入り、平湯に新しくオープンしたばかりのAWAWA HIRAYUに訪れた。

なんとここは元店長の大田君が働くライチョウグループの新店舗で、大田君も店頭立ちをしているんだそう。お店にはピザ釜があり自家製の手作りピザの他、こだわりのクラフトビールやジェラートを楽しむことができる。大田君もピザの焼き方をマスターしているようで早速おススメのピザやビールを注文させてもらった。

個人的に一番おいしかったのはクワトロフォルマッジ。チーズの塩味と蜂蜜の甘さがいい塩梅で疲れた身体に染みわたる。

こちらのお店は平湯バスターミナルからすぐの場所にあるのでアクセスは抜群。北アルプス帰りの高速バスを待つ間にひらゆの森で温泉に入り、AWAWA HIRAYUで自家製ピザとクラフトビールを楽しむのが今後のルーティーンになりそう。北アルプス帰りに平湯を訪れる際は是非遊びに行ってみて欲しいです。

さいごに

気の合う仲間とわいわい歩くのも楽しいけれども、じっくりと山の中を一人で長時間歩くのもやっぱりいいなと改めて感じた。裏銀座縦走ルートは北アルプスの美しい山々を横目に稜線沿いを気持ちよく歩くことができ、メジャーな表銀座などに比べて登山者も少なく静かに自然を楽しむことができたのもうれしかった。

紅葉シーズンに向けてハイキングウェア、ギアの新作や欠品していた人気商品が続々とお店に入荷してきています。店内もボリューム満点で見ごたえありますので、是非遊びに来ていただければと思います。

それでは・・・

 

今回ご紹介したアイテムはコチラ⇓⇓

SAMBOB / アルファ90フーディー2 ¥27,500-

HYPERLITE MOUTAIN GEAR / VERSA ¥14,300-

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BAMBOO SHOOTS / バンブーシュート

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東京都目黒区上目黒1-5-10

中目黒マンション107 

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