【雲竜渓谷】氷の神殿へスノーハイク
こんにちは、BAMBOOSHOOTSスタッフの坂本です。
2026年最初の山行として、栃木県日光市にある雲竜渓谷へ行ってきました。谷底を歩いて行く雲竜渓谷は、都内からのアクセスも良く、冬山ビギナーにもおすすめな場所。”氷の神殿”と形容される絶景を手軽に楽しむことができます。
今回は山行の様子とレイヤリングの紹介をしていきますので、よろしければ最後までお付き合いください。
雲竜渓谷へのアクセスは、登山口駐車場か滝尾神社に車を停めて行くのが一般的。今回は公共交通機関を利用となるので、始発電車で日光駅へ。
駅から登山口までは約6km、途中のコンビニで行動食を調達して1時間半歩きます。タクシーを使ってロード歩きを短縮することも可能ですが、私は日光にも住んでいた時期があったので、久しぶりに懐かしい街並みを歩きたくのんびり登山口へ向かった。
登山口駐車場は車7~8台停められそうな広さ。1月中旬から2月上旬までと見頃が短い雲竜渓谷は、週末は朝早くから満車となることも多いようです。その場合は手前の滝尾神社に停めることとなるでしょう。日光東照宮から登山口までの道はツルツルに凍っていて、運転も歩行も注意が必要。ノーアイゼンで歩く凍った車道が正直一番緊張した
メインの雲竜瀑へは、砂防ダムの作業道を歩いて行くコースと、渡渉を繰り返しながら谷底を歩いて行くコースがあります。今回はもちろん後者にて。
標高1400mの雲竜瀑は駅から800mの標高差があるのですが、緩やかに高度を稼いでいくのでキツい登りは殆どありません。雪の多い年は、スノーシューを履いての河原歩きが気持ちいいポイント。今年は本当に雪が少ない…
深い谷底にある雲竜渓谷は、お昼前後しか日が射さずとにかく寒い。運動量も多くないからか、2000m級の雪山に登るより寒く感じます。
この日の朝は−10℃、その中で今回のレイヤリングはベースレイヤーから順に中厚手のメリノウール、MOUNTAIN HARD WEAR『Air Mesh Hoody』、PATAGONIA『Nano Air Light Vest』、ENLIGHTENED EQUIPMENT『Torrid Jacket』 。ボトムスはMINUS33『Saratoga Bottom』と、山と道『DW 5-Pocket Pants』、時より小雪が降っていましたが、谷底で吹雪くことが少ない雲竜では、ハードシェルを着なくとも以上のレイヤリングで十分でした。
積雪量によっては夏より大きな足上げが必要で運動量の増える雪山では、パンツの下にアルファやオクタのタイツを履くとごわつくし、暑くなり過ぎてしまうので、私はウールのタイツを選ぶことが多い。アルファは重量比での保温性に優れているので、就寝着としては優秀だと思います。
EEのTorrid Jacketは、その重量(Mサイズ/240g)からは想像つかないくらい暖かく、日が射してからは脱いで歩きました。ダウン製品程小さくはなりませんが、化繊のジャケットとしては十分コンパクトになります。自作した17Lサイズのザックの中に、12本爪アイゼン、ヘルメット、ハードシェル、ゲイター、グローブ、温泉セットと一緒に収まってしまうイメージ。化繊だから積極的に行動着としても使えますし、山行後はダウンより気軽に洗える点も気に入っています。
Torrid Jacket/Pulloverについては過去に解説ブログをあげておりますので、サイズ感や詳細はそちらをご参照ください。

今回の山行は、私が山小屋で働いていた時の仲間で、現在はBAMBOOSHOOTSでも取り扱いのある某アウトドアブランドで働くK氏と共に。人間と比べてみると、途中に潜り抜ける砂防ダムや氷柱の巨大さが分かるかと思います。
登山口から進むにつれて谷底はどんどん狭まってゆく、氷柱の間近を通るようになると崩落に巻き込まれる危険があるので真下には入らないように。気温の低いこの日でも、1mを越えるような氷柱が落ちてきて、ヘルメットを被っていても肝を冷やしました。
雲竜瀑へ向かう最後の登りが一番の難所、チェーンスパイクのみで来ていた先行のグループがここで撤退していました。登ってみるとカチコチの急坂でチェーンスパイクや軽アイゼンだったら確かに危険を感じる箇所でした。ここまで来て冷静に撤退を選べる判断力は見習いたいです。
渓谷の最奥に位置する雲竜瀑、高さ100mを越える滝が氷瀑となった姿は圧巻の一言。下からは見えませんが滝自体は更に上まで伸びているそうです。雲竜渓谷はピークこそ踏まないスノーハイクですが、雲竜瀑に辿り着いた際の圧倒的ゴール感&達成感が気持ちを高めてくれます。
例年に比べて雪も少なく氷柱も小さいけれど、それでも尚迫力がある。
手軽に来れて、その年の凍りつき具合によって氷瀑の表情が変わり、シーズンに1度は歩きたくなる雲竜渓谷。今年は1月後半からようやく冷え込んだのでまだ半月くらいは楽しめるのではないでしょうか?
下山後は日光をふらっと観光して、栃木駅で途中下車。日光で温泉に入るのも良いけれど、お気に入りの銭湯で温まってから東京へ帰りました。
もう暫く冷え込みが続きそうで、まだまだ遊べる雪山シーズン。雲竜渓谷意外にも東京から電車で日帰りできる雪山って実は結構沢山あります。店頭ではENLIGHTENED EQUIPMENT『Torrid Jacket』も再入荷していますので、防寒対策をしっかりとした上で、冬季のアクティビティを満喫してください。
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