BAMBOO SHOOTS MOUNTAIN JOURNEY vol.13
甲斐、トレイルランの大会に挑戦です!
前回発足した「Bamboo Shoots Mountain Club(BSMC)」。今回はトレイルランニングの大会に出場した様子をご紹介します。
甲斐とトレイルランニング。地の果てくらい離れてそう? でもじつは30代の頃は、いろんなレースに出ていた経験もあるんです。
最近は、ふたたび走りたい欲が再燃しているようで、仲良しメンバーを集めて、毎週火曜に中目黒でラントレを開催。昨年は甲斐にとってひさびさのトレイルランの大会「武田の杜トレイルランニングレース」で30kmを完走しちゃったりもしてるんですよ。
そんな甲斐がふたたびトレイルランの大会にエントリー。今回出場したのは「モントレイル戸隠マウンテントレイル」。戸隠スキー場周辺のトレイルを舞台にした、トレイル率99%という走れるコース設定で人気の大会です。
今回は、中目黒でよく甲斐と一緒にラントレしている仲間の一員、エリちゃんも出場。トレイルランだけではなく、フルマラソンの大会にも出場している、走るの大好きっ子です。今回、甲斐は20km、エリさんは10kmのレースにエントリーです。
この「モントレイル戸隠マウンテントレイル」の会場の雰囲気がまたアットホームで良いんです。コロンビアがモントレイルの新作を試し履きできるブースを出していたり、サプリ系を扱うショップが出店していたり。なんだったら手ぶらで来ても、ギアはここで揃っちゃいそうです。甲斐はサプリを購入していましたが、じつはこれがあとあと効いてくることに。
受付なども済ませて、念入りにストレッチを済ませたら、いよいよ20km部門のスタートです。あれ、甲斐が珍しく緊張してる?
タイトフィットのウェアを着ている人が多い中、甲斐が着ている「メリノウール スリーブレス ティー」はバスケシャツのようなシルエットで、すぐ見分けが付くので撮影班も大助かり。エリちゃんはピンクのタイダイTシャツ。山でタイダイって、目立つという点でも意外とありなんです。
しかし、こんな良い顔の甲斐、はじめて見たかもしれません。飲み屋での印象がちょっと覆りそうな爽やか甲斐です。
エリちゃんは、終始笑顔で緊張とは無縁のご様子。走りながらも全笑顔。しかも速い!
2人だけではなく、参加者の皆さんがキツそうな中にも良い表情をしている人が多かったのも印象的です。
レース開始から2時間半ほどして甲斐がエイドに戻って来ました。ここまで14kmの道のりを走ってきただけあって、やや疲れが見えますが良い顔してます。こちらの応援が聞こえているのかいないのか、無言でバナナを2本むさぼり食べたら、即再スタート。残すはあと6km。
そして10kmに参加していたエリちゃんが戻って来ます。10kmもの山道を走ってきたとは思えない全笑顔でゴール。なんと女子総合2位という好成績。
そして甲斐も、最後まで頑張りぬき無事完走。当初の目標だった3時間30分という目標もクリアです。「疲れた〜」でもなく「やった!」でもなく第一声が「ビール!」というのがいかにも甲斐らしいっちゃ甲斐らしい。
「坂練習が効いたよね」
「いったん下ってからの激坂の上り返しが見えたときはちょっと笑っちゃいましたけどね」
レースを振り返って話す2人の表情からも、とても楽しかったのが伝わってきます。
そんな甲斐に「いちばん辛かった瞬間は?」と聞くと「前を仲良く走ってたカップルランナーの後姿」という答え。そこかい……。
さて、レース後の打ち上げは近くのキャンプ場へ。
会話はおのずと次のレースの計画に花が咲きます。そんな中、応援で駆けつけていたてっちゃん&ライターサクライに対して「次は出たほうが良いよ!」と、甲斐とエリちゃん。
わかりました! 出ます!
山はゆっくり歩きたい派の自分がそういう気持ちになったのは、酔いだけではなく、2人の心底楽しそうだった表情を覚えていたからかもしれません。ビールもすっげぇ美味そうでしたしね。
焚き火を囲んで酔いが回りはじめた頃、エリちゃんが爆弾発言投下。
「実は来週100kmのレースに出るんです!」
そんなガチストイックなエリちゃんは「Bamboo Shoots Mountain Club」強制加入の方向でお願いします。ゆるい登山を教えます。
Text/Takashi Sakurai
Special Thanks
Eri Imoto, Tetsuya Nagata, Seiji Yoshida