BAMBOO SHOOTS MOUNTAIN JOURNEY vol.17
Bamboo Shoots Mountain Club登り初め!
みなさん、明けましておめでとうございます! バンブーシュート・ディレクターの甲斐を中心に結成されたBamboo Shoots Mountain Clubのメンバーで、2025年初となる登山に行ってきました。選んだのは滝子山。笹子駅から初狩駅に抜ける、駅to駅の行程です。無人駅である笹子駅周辺にはコンビニなどはないのですが、みどりや本店では大月名物である笹子餅を購入できるので、行動食としてゲット。
そこから1時間ほどは舗装路と林道歩きが続きますが、登山道から入ると脇に美しい沢が流れる良トレイル。ちょっと進むと落ち葉が堆積しているゾーンも出現して、雪山ラッセルならぬ落ち葉ラッセルを楽しむこともできます。ふっかふかなので、ダイブしてもノーダメージ。ただ、岩が隠れていたりもするので注意しながら進みます。
つづら折れの急登を乗っ越してしまえば、あとは広々とした稜線をゆるゆる登っていきます。途中には丸太を渡る危機一髪的な渡渉もあって、本当に飽きさせない良い山です。頂上直下には岩場の急登が待っていますが、そこを登りきってしまえば、ドーンと富士山の姿。ここ滝子山は秀麗富岳十二景にも選ばれていて、美しい富士山を愛でることができます。年明け一発目の山はやっぱりこういうハイライトがある山が良いですよね。
山頂で各自持参した昼食を摂ることにしたんですが、甲斐のセットがなかなかに玄人感。袋麺に、とりたまご大根の缶詰トッピングなんですが、これで150円というコスパの良さ。ハイカーズデポで購入したというボトルには、名著バックパッキング教書の表紙がプリントされていて、甲斐の最近のお気に入りだそうです。食後のデザートは持参した笹子餅。気温がかなり低かったこともあって、固くなっているかなと心配していたんですが、やわらかーいお餅の中にたっぷり入ったあんこが疲れた体に染み渡ります。
下りはわりと激闘系の急坂が続きますが、メンバー全員がラン好きということもあって、すいすい下っていきます。この山は沢沿いを下って行くので、下山特有の退屈さもありません。ブナなどの広葉樹も多く、落ち葉ラッセルがあったことを考えると新緑や秋に来ても良さそう。この日の行動時間は約6時間半でコースタイムよりだいぶ速い。途中から駆けるように下って行った甲斐でしたが、その理由を聞くと「はやくビール飲みたかった」とのこと。あいかわらずですね。
急登あり、渡渉あり、落ち葉ラッセルあり。さらに富士山の美しい姿も満喫できる、バリエーション豊富な滝子山。しかも駅to駅で都内からのアクセスも良い。ということで、下山後はすみやかに八王子まで戻り、新年会に突入。後半ちょっと記憶が曖昧ですが、なかなか楽しい山スタートができましたよ。
ディレクター甲斐は新商品やコラボアイテムなど、いろいろと目論んでいるようなので、本年もBamboo Shoots Mountain Journeyをよろしくお願いいたします!
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櫻井 卓 TAKASHI SAKURAI