【伊豆大島 三原山・裏砂漠・波浮港】HIKE&BIKE 欲張り島旅

こんにちは、スタッフの黒田です。

今回は、自転車を持ち込んで1泊2日で伊豆諸島最大の島、伊豆大島を訪れ、HIKE & BIKE で島の自然を満喫してきました。

伊豆大島は、都心から南へ約120kmの洋上に広がる伊豆諸島最大の島です。島の中央部には標高758mの三原山がそびえ、現在も火山活動を続けています。島のほぼ全域が自然公園法によって保護されており、豊かな景観と生態系が今も守られています。

また、島全体を一周する道路が整備されており、「サイクリストの聖地」とも呼ばれるほど、自転車遊びに最適な環境が整っています。

DAY0 / DAY1

3月某日 22:00

竹芝ターミナルから大型船に自転車を積み込み、旅がスタート。
フェリーでの旅は学生時代から何度も経験しているが、フェリー独特の雰囲気は旅の始まる予感がして毎回不思議とワクワクしてしまう。

自転車フレンドリーで有名な伊豆大島行きのフェリーらしく、スタッフの方々の対応も慣れたもの。自転車専用の置き場も完備されており安心です◎

翌朝6:00 伊豆大島 岡田港着

前日の季節外れの大雪は過ぎ去り、心なしか空気も澄んでおり心地よい。
気温は10℃以下で風も強く、寒さを感じるが、最初の目的地までの激坂で体は十分に温まるだろう。
しばらくの激坂。ギア無しシングルスピードの自転車で参戦した店長大田は気合で激坂を進む。

今日、最初の目的地は三原山の麓にあるホテル。お目当ては温泉と朝食バイキング。
ここで船旅の疲れを癒やし、朝食をしっかり食べて一日遊ぶための英気を養う。

T先輩は、Patagoniaの注目の新作「トレイルクラフトベスト」を早速導入。

身体の中心をしっかりと冷たい風から守り、ゆとりのあるアームホールから風を取り込んでオーバーヒートを防ぐ設計で、自転車に最適な一枚。もちろんデザインもかっこいいので、普段使いでも活躍しそう。先輩曰く「かなり調子がいい」らしく、色違いの購入も検討中とのこと。

温泉に浸かってリフレッシュし、朝食で腹を満たしたら、自転車をホテルにデポして三原山へハイキング。伊豆大島は、島全体が活火山である。その中でも、中央に位置する三原山は、島民から「御神火様(ごじんかさま)」として崇められてきた象徴的な山だ。生きた火山ならではの、本島では見られないような独特の景色が広がる。まるでSF映画の中にいるかのような錯覚を覚えながら、圧倒的な景観の中を進んでいく。

店長大田の旅感溢れるスタイリング。ギアをこれでもかと外付けしたTRAIL BUM / 24/7 PACK

本日の大田はJOLLY GEARのシャツSAMBOB / OCTA HOODY 2をレイヤーしたスタイリング。程よい厚みのあるJOLLY GEARのシャツは耐風性に優れており、この日の三原山のように常に風が吹いていて肌寒い状況でも快適に過ごせる。ソフトシェル的な使い方もできる万能なシャツ。

私が今回の旅の相棒に選んだのは、HYPERLITE MOUNTAIN GEARの新作 AERO 28

ファストハイク向けにデザインされた小型バックパックで、ベスト型のショルダーハーネスが肩にぴったりとフィットし、ブレのない快適な背負い心地を実現している。また、バッグの構造上、かなり高い位置で背負うため、自転車ライド中も快適で、ストレスをほとんど感じなかった。ファーストインプレッションでは「かなり尖ったバッグだな」と思い使いどころが難しそうだと感じたが、実際にはさまざまなアクティビティで活用できそうだ。

「赤ダレ」

三原山に降った雨が集まって流れる場所にあり、崖が削られているため、過去に降り積もった火山灰の層や溶岩が露出している。

熱で酸化された層が赤く、そのため「赤ダレ」と呼ばれているそうだ。

火口付近からは御鉢巡り。島全体が見渡せるだけでなく、他の島々や下田、富士山なども一望できる。

雲ひとつないベストコンディションで、私たちは終始テンションが上がりっぱなしだった。

山頂で記念撮影。

山頂付近にある三原山神社。大島の総鎮守である三原大明神として、三原山を祀っているそう。お参りをして、今回の旅の安全を祈る。

三原山を思う存分楽しんだ後は、本日の目的地である浮遊港の民宿に向けて自転車にまたがり出発。

自転車でのツーリングも、今回の旅の目的の一つだ。

三原山から一周道路に続く道は、木々がアーチ状になり、まるで自然のトンネルのような素晴らしい道。

「泉津の切り通し」

階段の両脇に2本の巨木が根を張り巡らせ、まるで異空間に近づいたかのようなパワースポット。島でも有数の観光スポットでこの日も多くの観光客がタクシーやレンタカーを使って見に来ていた。地元の人によると、近くにある小学校への近道としても使われていたそう。

大島一周道路を波浮港に向けて右回りで進んでいく。島の東側の道路はアップダウンが激しく自転車だとかなり厳しいルート。さらに民家などもほとんどなく、商店はおろか自動販売機もないので補給すらままならないという状況。朝食以外ほとんど口にしていない私たちはひたすら続くアップダウンにノックダウン状態。途中ペダルを漕ぐのが厳しくなれば、自転車を押してなんとかこの難所を乗り切った。

激坂を上がった先にはご褒美のダウンヒル。

貸し切り状態の道路をノンストップで駆け抜ける疾走感がたまらない。

波浮港まであと少し。夕焼けと海のコントラストが美しい。

18時過ぎに波浮港にある宿泊予定の民宿に到着。

山歩きと自転車でのライドで疲労困憊となった身体を労わるようにたらふく食べて飲んで明日に備える。

全てがハイライトと言ってもよいくらい見どころ満載の一日であった。

DAY2

美しい海岸線。

2日目は昨日以上に素晴らしい天気に恵まれた。風も止んでおり自転車日和になりそうな予感。今日は自転車メインで帰りの高速船の時間まで遊ぶ計画。 まず伊豆大島の意見の一つである「裏砂漠」を目指す。
昨日、目星を付けていた海岸沿いの道。
予想通りの絶景と心地の良い海風が最高のライドを楽しめた。
裏砂漠までは昨日下って来た激坂を登り返す。
途中ペダルを漕ぐのが厳しい坂道は無理をせず自転車を押して進む。

「裏砂漠」

三原山の北東側一面に広がり、火山灰とスコリアと呼ばれる溶岩片で覆われたエリア。

火噴のたびに細かい溶岩の粒子や火山灰が降り積もり黒い砂漠になったそう。
裏砂漠のほとんどが国の特別保護区に指定されており、自動車などの乗り入れができないようになっている。車馬の乗り入れ禁止と書かれているがここまで馬が来ることがあるのか、、、?

裏砂漠の景色を堪能した後は昔ながらの趣が残る浮遊港を目指してサイクリング。ここから港まではひたすら坂を下り続けていけるので非常に楽なルート。昨日と今日きつい坂を上り続けてきたかいがあった。
ダウンヒルを楽しむ店長大田。

しばらく坂を下りると波浮港が現れた。波浮(はぶ)港は島のほぼ南端に位置する港町。

江戸末期に漁港として整備され、昭和の中頃まで遠洋漁業の風待ち港として栄えたんだそう。
昔ながらの建物や風情が残る商店街。
漁業だけでなく幾多の文化人も訪れ、小説の舞台にもなったノスタルジー溢れる街並み。
雰囲気抜群の商店。名物のコロッケは揚げたてで素朴な味わい。
港町の風情を感じながらのんびりした後は、帰りの高速船の発着港である岡田港へ大島一周道路を使って戻る。
岡田港までの道のりは昨日とは異なり起伏の少ない海沿いの道を進んでいく。 走りやすい道が続くが交通量はそこそこあるので要注意。
「地層切断面」 

海岸の大島一周道路を自転車で走っていると突如目に入ってくる高さ約24メートル、長さ630メートルの圧倒的なスケールの地層断面。 15,000年もの間何層にも降り積もった火山などによって生まれた美しい縞模様。 その見た目から「バームクーヘン」の愛称で親しまれており、この形を模したバームクーヘンも島の特産品として販売されているんだとか。
岡田港までは「サンセットパームライン」と呼ばれる美しい海岸線沿いを進んでいく。
海風にあたりながら絶景の中をサイクリング。あと少しでこの旅が終わってしまうのかと思うと少し物寂しい。

さいごに

岡田港と大型船、奥には富士山も見える。

昨年グラベルバイクを手に入れたことで今までの山の遊び方の概念が大きく変わった。
気の合う仲間と気兼ねなく道を流して、疲れたら休憩して、自転車を置いて山を歩いたり海に入ったり。
縦走登山がメインだと行程を優先するあまりあまり道中でゆっくりとできることは少なかったけど、より自然を楽しめるようになった気がする。

自転車と島旅、ハマってしまいました。 すでに次の島旅も計画中です。


それでは、、、。

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