《アルトラ》-スペリオール6- 雨ニモマケズ約70㎞を歩いて時々走ったスタッフレビュー!
こんにちは!
先日アップしたハイパーライトマウンテンギアの
ご覧いただけましたでしょうか??
今回はHMG/UNBOUND40と同様に
8月の2回の縦走を共にしたアイテムである
《 アルトラ / スペリオール6 》のレビューをお届けします。
アルトラのトレイルラン/ハイクカテゴリーでは
ソールが最薄となるスペリオールを履いての
トレイルは果たしてどんな歩みになったのか。
ぜひ最後までご覧下さい◎
【 ALTRA 】
- SUPERIOR 6 -
約2年ほど愛用したOLYMPUS4が
いよいよヘバッてきたタイミングで
スペリオール6に乗り換えて1ヶ月。
・白馬岳~雪倉岳~朝日岳の縦走(約30㎞)
・白峰三山縦走(約30㎞)
・金峰山ファストハイク(約10㎞)
上記の約70㎞を歩いたことで様々な気付きがありました。
南北2つのアルプス縦走では、
どちらも前日が雨、2日目が晴れという状況下で
・雨で濡れたザレ場・ガレ場・岩場
・晴れて乾いたザレ場・ガレ場・岩場
2つのシチュエーションを経験。
金峰山のファストハイクでは、
雨中での泥濘の激しい地面での着用感を試すことができ、
運良く?雪中以外の主な路面状況は試すことができました◎
前置きが長くなりましたが、
以上を踏まえてのレビューとなります。
●グリップ力
まずは気になる方も多いであろうグリップ力。
アルトラのロングセラーモデルである
ローンピークと同じMaxTrac™を使用。
特有の粘り気のあるグリップ性能に加え
ソールが薄く柔軟で、しっかり地面を捉える感覚がありました。
今回、濡れた地面を歩く時間が多くありましたが
ハイクアップ時のグリップ力に不安は感じませんでした。
問題はスリップ事故が起きやすい下り。
特にガレ場・ザレ場は正直シューズ性能に関わらず、
滑るときは滑ってしまうので細心の注意が必要です。
いかに粘り気のあるグリップ力で歩行を支えてくれる
といっても足場が不安定では元も子ありませんよね。
しかし、そこで薄底のメリットが生きます。
ソールが薄いことによる地面との距離の近さと
アルトラ特有のソールの接地面広さから
路面情報をキャッチアップしやすく
いざという時に素早い対処が可能◎
路面情報をキャッチアップしやすいということは
危機察知も早くなり、身体が反応しやすく
細心の注意を払うキッカケを与えてくれます。
シューズに頼りきりになるのではなく、
自分の足裏全体で地形を的確に捉え、
地面を掴んで踏ん張ることによって
グリップ力を生んでいる、拍車をかけている。
といえるのではないでしょうか。
ボクは実際に試してみて、
そのような感覚をマジマジと感じました◎
加えて、前モデルであるスペリオール5に比べて
アウトソールのラグパターンが大きく変更されていることも
グリップ力の向上に繋がっているのではないかと◎
●クッション性
アルトラのトレイルシューズの中では最薄となる
21㎜のスタックハイト(地面からの距離)のため、
クッション性が乏しいかと思いきや、
想定以上に衝撃を和らげてくれている感覚がありました◎
もちろん感じ方には個人差が出てしまいますが、
適度なクッショニングがあることは間違いありません。
まずは実際にご試着してご自身の感覚で確かめてみてください!
バンブーシュート店頭にて、詳しくご案内させていただきます◎
●通気性、速乾性
アクティビティ性の高いトレイルランや
ファストハイクでは通気性も重要な要素。
今回からアッパーのメッシュ素材が変更され、
「Vamp Mesh」という素材が採用されています。
前モデルのしなやかなストレッチ素材から
ハリのある素材となったことによって、
より一層の軽量化&通気性の向上が実現しました。
今回、実際に5日間のうち3日は悪天候下での使用でしたが、
通気性、速乾性の高さから不快感なく履き続けられました◎
雨や泥濘で濡れても履いて歩いているうちに
どんどん乾いていくので第一にムレ感が非常に少ない。
ただでさえベショベショになって気分の下がる
雨天や朝露の藪漕ぎ、ぬかるんだ地面etc...での
浸水によるストレスがやわらぐので
シューズの速乾性能の重要性を改めて思い知らされましたね!
さらに速乾性の高いソックスと組み合わせることで、
より一層それらを享受できますよ◎
そんな”履き乾かす”ことが可能な1足。
ぜひとも一度あのドライ感を覚えて頂きたいものです。
・その他
今回のアッパーの変更によって
ストレッチが効かない分ホールド感がアップしています。
たしかにしっかりホールドしてくれたので
前作に比べてよりハードなトレイルにも対応しやすくなっているのではないかなと!
さらにホールド力が強まることで
アーチ形成を補助してくれる効力があるとか。
ですので長期的な目で、ケガなどの足のトラブル回避にも繋がっていきます◎
また、前モデルまでは標準装備されていた
スペリオールシリーズの代名詞「StoneGuard」が
今モデルから付属しなくなっています。
これにより、ゴツゴツした地面からの突き上げは
ダイレクトに伝わるようになっています。
しかし裏を返せば、
『地面の状況をより一層把握しやくなった』
という捉え方ができます。
足裏からの情報をキャッチしやすいことで、
どこに足を置くべきか、どうやって置くべきかを
判断する力を鍛えることができますし、
体重のかけ方、歩法、走法を見直すキッカケにもなりますよ◎
リスクマネジメントにも直結するので足裏感覚ぜひ鍛えていきましょう!
いかがでしたでしょうか。
薄底シューズ最大の魅力である
「足裏感覚」を適度なクッション性を残しつつ
研ぎ澄ますことができる理想的なシューズ、
それがスペリオール6です。
薄底シューズはハードルが高いのでは?
と思う方も多いかもしれませんが、
厚底シューズで正しく歩くためにも
薄底シューズで定期的に自身の歩き方を
見つめ直してみてはいかがでしょうか??
きっと、もっともっと歩くことが楽しくなるはずですよ◎
※スペリオール6は足形が異なり、
オリンパスやローンピークの
"クラシックフィット"ではなく、
”スタンダードフィット”となっております。
クラシックに比べ少しばかりタイトな作りですので
サイズ選びの際はご注意ください。
さらに細かいレビューや山行の体験談など
店頭にていつでもお聞きください!
皆さまのご来店心よりお待ちしております◎
バンブーシュート 大田
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