花のベストシーズンに歩く快晴の谷川連峰主脈縦走!#Day 2
こんにちは!
今回のブログは以前アップした
『花のベストシーズンに歩く快晴の谷川連峰主脈縦走!#Day 1』
コチラの続きお届けいたします!
続きを楽しみにしてくださっていた方々、
お待たせしました!
谷川連峰主脈縦走2日目、
最高の稜線歩きが待っていました。
ぜひ最後までお付き合いください。
【谷川連峰主脈縦走】
- Day 2 -
2日目:平標山の家→谷川岳→田尻尾根登山口
2日目は明朝3時起床。
まずは寝床を直し、パッキングを整え、
各々朝食と昼を兼ねた行動食の準備に取り掛かります。
朝食は目覚ましのコーヒーと
ソイジョイとプロテインバーをかじったのみ。
朝食は気持ち軽めに済まし昼食の準備をします。
尾西の定番『わかめご飯』に
ゴマ塩で塩気を足したものを用意して
〈 HYPERLITE MOUNTAIN GEAR / REPACK 〉に
セットして携行するスタイル。
〈 REPACK 〉はコジーと呼ばれるアイテムで
いわゆる保温カバー、保温ケースです。
それはさておき、
ここで朝食を軽めに済ましたことが
凶と出てしまうのは後のこと。。
早朝4時15分
平標山の家を出発。
早い時間でしたが、小屋主さんに見送っていただき
いざ谷川岳主脈縦走へ旅立ちです。
まずはアップを兼ねて平標山へ。
小屋から平標山までの小一時間は
冒険心をくすぐるケルト音楽を流しながらの
気持ちの良い早朝ハイク。
平標山から本日歩く稜線を望む。
写真の通り、道中何度もピークを踏んで
アップダウンを繰り返し奥に佇む谷川岳へ。
さて、楽しい稜線歩きがスタートです。
平標山~仙ノ倉山
この区間は谷川岳主稜線屈指の高原美といわれ、
今回の縦走路の中でも人気が高い区間です。
なだらかな稜線で歩きやすく、
眺望も最高なので非常にオススメです!
ちなみに仙ノ倉山は谷川連峰最高峰◎
前だけではなく、
たまには後ろも振り返ってみましょう。
歩いてきた稜線越しの苗場山。
苗場山はその広大な山頂部を有することから
テーブルマウンテンと呼ばれていて
無数の池塘が広がるまさに雲上の楽園。
遠目でみるとやはり独特な形をしています。
ボク自身、苗場山は大好きで、
つい先日には
人生2度目の苗場山へ登ってきたので
そちらの様子はまたの機会にお届けしますね。
仙ノ倉山~万太郎山
途中、
エビス大黒避難小屋
↓
エビス大黒ノ頭
↓
越路避難小屋
上記を経由して万太郎山へ。
仙ノ倉山を越えると一気に人がいなくなり、
先程までのような広い高原型の稜線とは違い、
細かいアップダウンが連続する高度感のある稜線へ。
エビス大黒ノ頭までは順調順調。
振り返ると美しい仙ノ倉山の山肌。
しかし、ここを越えて万太郎山へ向かう途中、
先述した朝食を軽めに済ましたことが
ここにきて凶とでてしまう。。
順調に歩を進めていた中、
シャリバテ(※1)気味になってしまい
腹部を圧迫するような不快感に襲われました。
※1:シャリバテ
シャリ=飯 が足りず、
エネルギー不足でバテてしまうこと。
主に血糖値が低下して、
低血糖状態となってしまうことで脱力感を伴う疲労感、
ふらつき、立ち眩み、頭痛、足がつるなどの症状。
今回ボクは脱力感を伴う疲労感や、軽い頭痛、
内臓が締め付けられるような不快感が症状として出ました。
万太郎山手前の越路避難小屋にて一度荷を下ろして休憩。
ありったけの行動食を補給し少しは回復。
ボクの定番の行動食”ソイジョイ”
これにメンバーが持ってきていた
ハチミツをたっぷり垂らしてパクリ。
次回からハチミツのスタメン入りが決定した瞬間でした(笑)
ある程度消化と燃焼をさせるために
ウィンドシェルを羽織って行動開始。
万太郎山はもう目の前。
はっきりと見えるキレイな稜線路が
進む意欲を掻き立てます。
万太郎山に無事到着◎
万太郎山山頂につく頃には、
シャリバテも完全に回復し大事には至らず。
この区間が今回の縦走路では一番キツく感じました。
万太郎山~谷川岳
体力はすっかり回復。
普段のペースで歩を進めます。
途中、湯沢の街並みが見えたり、
残雪と新緑のコントラストの美しさに
目が奪われたりしながらの後半戦。
再度シャリバテになるのはまっぴら御免なので、
谷川岳についてからと思っていた昼食を
大障子避難小屋にて早めに取ることに。
昼食は朝に作って〈 REPACK 〉にいれ
携行していた尾西のわかめご飯です◎
尾西の定番、原点にして頂点。
素朴ながらクセになる味わい。
アレンジもしやすいので買い溜めしてます(笑)
いよいよ谷川岳目前!
最後のピークのオジカ沢ノ頭に到着。
谷川岳~一ノ倉山~茂倉山の岩稜が目の前に。
ここは谷川連峰馬蹄形縦走のコース。
もちろんコチラの縦走路も繋げての
谷川連峰制覇、目論んでいます◎
最後のアップを歩ききり
谷川岳肩の小屋に到着!
谷川岳山頂まではあと少し距離がありますが、
一旦ここでメンバーと共に祝杯を◎
次々と登ってくる登山者を眺めていて
この日でも谷川岳は登山者が多いなと思っていましたが、
少し小屋番の方と話していると、
この日は全くで(おそらく100名~200名くらいとのこと。)
多い時は1000人を超えるというのでビックリ。
さて、そろそろ荷物をデポして
谷川岳山頂の2つのピークである
トマノ耳とオキノ耳を目指します。
ちなみに『トマ』は手前『オキ』は奥を意味するそう。
トマノ耳(上)とオキノ耳(下)
この2つのピークの間も5~10分ほどの距離があり、
オキノ耳よりさらに奥に進むと
富士浅間神社奥の院が建っています。
ここで今回の山行の無事を報告&感謝。
そして今日一日で歩いてきた山々を一望。
こう通った道を見返すのがボクは大好きで。
一つの山行の終盤に自分が歩いた軌跡見ると
その壮大さというか、山域の大きさに関わらず
ここを歩いてきたんだなって実感に浸る時間が
最高に気持ちよくて次の山行の糧に。
だから、山へ登るループから
なかなか抜け出せなくなるんですよね(笑)
肩の小屋に戻って荷物を担いだら後は降るのみ。
まだまだ軽快に歩を進めながら
今回の縦走を振り返りつつ、
次回はどこへ行こうか、夏はどこに行こうか。
そんな計画談に花を咲かせている間に
気が付けば山道は終わり。
これにて谷川主稜線縦走は無事完結。
終始天候に恵まれ、
稜線歩きが気持ちいい時間帯もあれば
途中シャリバテでキツい時間もあり、
まさに山あり谷ありな山行でした。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ボクたちの谷川主稜線縦走、
いかがでしたでしょうか。
みなさまにお伝えしたい今年の山行ネタは
まだまだあります。
たくさん寝かせてますので(笑)
今後の更新にも是非ご期待ください!
それでは!
バンブーシュート 大田
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