HYPERLITE MOUNTAIN GEAR -2023FW-

 

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR 2023FW第二弾デリバリーがいよいよ9/22(金)よりスタートします。

HYPERLITE MOUNTAIN GEAR/ハイパーライトマウンテンギア(以下、HMG)は2010年にマイク・セント・ピエール氏によって創業されたULブランド。超軽量で高い防水性を持つDCF(ダイニーマコンポジットファブリック)を主素材として、独自性の高いデザインと高い機能性を併せ持つ製品が特徴。

今シーズンBAMBOO SHOOTSでは、WINDRIDER 2400(ウィンドライダー2400)JUNCTION 2400(ジャンクション2400)DAYBREAK(デイブレイク)などの定番アイテムに加え、2023年に新たにラインナップに加えられたUNBOUND 55(アンバウンド55)「ELEVATE 22(エレベイト22)」を取り揃えています。

(商品ページの公開は9/22(金)正午~となります)

他にはない圧倒的な存在感を持つHMGのプロダクト。

それはいったいどのような環境で創り出されているのか。

是非実際に見てみたいと考え、デリバリーが始まる前の今年6月に弊社スタッフがアメリカはメイン州ビデフォードにあるHMGオフィスを訪問してきました。

メイン州はアメリカ合衆国で最も北東に位置し、カナダと隣接しています。

州の全体に森林が広がり、全米14州に跨るロングトレイル「APPALACHIAN TRAIL(アパラチアントレイル)」の最北端であるカタディン山を有します。

アメリカ東海岸らしい曇天。

訪問は6月ですが、気温は10℃ほどで肌寒い。

 

広葉樹林が広がる森。乾燥地帯が中心で針葉樹が多い西海岸とは様子が異なります。

この東海岸の湿潤な気候があったからこそ、防水性を重視するDCFを用いたHMGのアイテムが誕生したとも言えます。

またこの森林を眺めていると、UL文化の元祖をリスペクトしてデザインされた全面メッシュポケットを持つWINDRIDERから始まったバックパックが、樹林帯の草木をかき分けて進むことを考慮し、側面にはダイニーマファブリックのポケットを配したJUNCTIONへと発展していった理由が良くわかります。

 

 

ビデフォードはそんなメイン州の南端、ニューハンプシャー州との州境にある港町です。

ビデフォードの街の中心には森林地帯から大西洋に流れ込む豊かなSACO RIVER(ソコー河)が流れています。

 

このソコー河のほとりにHMGオフィスがあります。

100年以上前の旧い紡績工場の跡地をそのままオフィスとして利用しています。

現在は一部アイテムを除き米国内では生産を行っていないHMGですが、かつてはこのオフィス内にて各アイテムを生産していました。

 

「私たちはお店を持っているわけでもないし、とても控えめなオフィスだから。うまく見つけることができれば良いのだけれども・・・」

HMGスタッフのLAURAさんから事前にそんなメッセージが届いていたが、ノックするには少し勇気がいる扉です。

扉の向こうにはお馴染みのDCHの白い生地が目に飛び込んできました。

旧い木の床に元工場らしい大きなガラス窓、そこに無造作に並べられたテントサンプル。

HMGファンである私としては心動かされる光景です。

 

ULカルチャーの根底にはMYOG(Make Your Own Gear)の考えがあります。

生産がこの地から離れてしまった今でも、デザイナーはアイディアをここビデフォードでまず形にしています。車で2時間の距離にはWHITE MOUNTAINがあり、新たなアイテムが製品化する際にはここで多くの時間をかけてテストが行われています。

彼らのモノづくりに対する情熱をしっかりと感じ取ることができました。

 

今回デリバリーとなるアイテムはこちらの視察の際にオーダーをしてきたものです。

メール1通でオーダーできる時代ではありますが、実際に現地を訪問したことで感じた彼らの思いを、11つのアイテムを通して皆さんに伝えることができたらと考えています。