《 凌 SHINOGI 》- クイックハラマキ OCTA -ハラマキにハマりました！
『こちら、実はハラマキなんですよ！』
『へぇー！そうなんですね。ところで、どんな時に使うんですか？』
『かくかくしかじか...』
どうも、こんにちは◎
バンブーシュートの大田です。
今回は当店取り扱いブランドの中でも面白いアイテムが多いことで人気のブランド《 凌 》から、その中でも特に『？？』となるアイテム【 クイックハラマキ OCTA 】をご紹介。
冒頭の会話は、店頭でクイックハラマキを初めてご覧いただいたお客様の多くがとってくださるリアクション◎
それもそのはず。
現代においてそれなりにニッチなアイテムである(と僕は思っている)ハラマキ。
それが、カジュアルアパレルから山用品まで取りそろえるバンブーシュートにセレクトしてある。
『え、どんな場面で使うものなの？』
ってなるのも予備知識無しでは至極当然。
ということから、本日も実際のレビューも交えながらご紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください！
【 凌 】
ー クイックハラマキ OCTA ー
【 凌 / クイックハラマキOCTA 】
¥6,380-（tax inc.）
Col : ニビイロ / スミイロ
Size : M / L / XL
製品全体に帝人フロンティアの機能性素材の『Octa®』(以下、帝人octa)を採用した超軽量の高機能ハラマキです。
素材の特性上、同じ直径のポリエステル糸を使った他素材の2分の1ほどの重量しかなく超軽量。
さらに糸の構造上デッドエアーが多くなる工夫がされていて、遮熱性が高く保温性も申し分なし。
また、同じく糸の構造から水や汗を通しやすく吸汗速乾性にも優れる。
さらに腹側と背中で表面素材が異なるハイブリット仕様であったり、簡単に着脱が出来るように側面をジップアップ仕様にしてあったり、腹側の正面にはカンガルー型のポケットも配置されていたり、なにやら使い易そうな雰囲気がプンプンしますよね。
それでは、細部までじっくり見ていきましょう！
正面(腹部側)の特徴
着用して正面にあたる腹部側は、表地にリップストップナイロンを使用。
正面の表地にだけリップストップナイロンを重ね貼りすることで、アウターやミドルレイヤー無しで着用した際も風が抜けすぎることなく安定した保温力を発揮。完全防風ではなく、”適度な防風性”のため、オーバーヒートすることもなく適度に保温してくれるところに感動します。
また、正面には両手を入れられるほどの大きさのカンガルーポケットポケットが搭載されています。
ここはハンドポケットとしての役割はもちろん、冷え込むシチュエーションではカイロを仕込んでお腹を温めたり、紙地図を入れて防風性を高めたり、という使い方もできます。
ただし、生地が薄いのでかさ張るものや重量があるものを入れることはあまりオススメできません。
背面（背中側）の特徴
そうすることで、より一層通気性、吸汗速乾性を確保します。
ナイロンを重ねないので、背面に防風性能はありませんが、行動中に使用する場合は身体とザックに挟まれるため、そもそも背後から風を受ける場面はよっぽど無く、むしろナイロン生地を重ねず帝人octa生地を剥き出しにすることで背面の蒸れを軽減します。
実際の使用感は如何ほど？
まず大前提として、ボク自身現在に至るまで日常生活においても山行においてもハラマキというアイテム自体を使用したことが無い、必要としたことが無い人生を歩んできました。
そんなボクがこのアイテムを試そうと思ったきっかけがベースレイヤーの汗冷え問題。そんなに気になるほど汗冷えがヒドイわけでは無いのですが、行動中にふとミドルレイヤーのシャツやウィンドシェルの間から侵入してくる隙間風。
家の中にいても何故か気になるのは隙間風。
そのヒヤっと感を何とかできないかなとタンクトップ型のベースレイヤーを一枚増やすか、ベスト型のアクティブインサレーションを試してみるか考えていた時にハラマキの存在を認知。
そして、今期店頭に入荷したタイミングで早速試してみたら『想像以上に良かった！』というわけです◎
初めて試してから今までに小屋泊1回、車中泊旅行1回、日帰り登山で3回使用してきました。
結論から言うと、オールシーズンのギアリストに組み込む価値アリ！というのがボクの感想です。
特に宿泊を伴う山行や夏場でも日によって風が強いことのある高山ではマストで持っていきたいなと。
行動中の体の不調は体温調節が上手くいかないから起こる場合が多く、特に内臓の不調は腹部の冷えも大きな要因になるので、着脱が容易で腹部をピンポイントで温めることができるハラマキはアクティブインサレーションとしてとても優秀なアイテムなんだと実感。
テント場や小屋で過ごす時、就寝時、行動しつつも風が強い時、体の中心である腹部を常に冷やさないってのは自然と安心感が生まれるものですね◎
低山でも日中の3時間ほどしか歩かない場合を除いて、早朝から歩く時、夕方過ぎまで歩く時、気温がグッと下がるときがあるので携帯しておくと助かるときがあるなーと。
また、ボク自身暑がりなので簡単に着脱できるという点が非常に大きなポイントでした。
ジップアップ仕様なので着脱が本当に簡単で、ベースレイヤーの上に装着することがほとんどなのでウエスト調節ができなくても生地同士の摩擦で滑り落ちにくい◎
行動中に体の芯を温めたいけど、もう一枚着るとすぐにオーバーヒートしそうな時、ベースレイヤー1枚では不安な時、停滞時や就寝時のプラスワンとしてハラマキを試す価値は大いにアリ！
ボクのギアリストでは、腹部ピンポイントのアクティブインサレーションとして見事ベンチ入り、スパーサブとして定着しております◎
いかがでしたでしょうか。
アクティブインサレーションとしてハラマキをチョイスする世界線。
踏み入れる覚悟はできましたでしょうか？(笑)
アイテムに関して、詳しくは理解できずとも『なんかめっちゃいいハラマキ』ということがお分かりいただけたらひとまずは嬉しいです◎
実際に使用することで、ありがたみや恩恵をより色濃く感じられるアイテムだと思っています。
お腹周りのピンポイントな冷えにお困りの方や、体温調節や山行中の内臓の不調にお悩みをお持ちの方、お腹周りの問題はないけれど少し興味が湧いた！という方は是非店頭にてどんなものなのか実際に触って体感してみてください◎
ボクは週明けから谷川岳主脈縦走に出かけますが、もちろんこのハラマキを携帯して行ってきますので、店頭にてその感想もお話しできたらな～と思っております！
それでは、皆さまのご来店心よりお待ちしております！！
バンブーシュート 大田
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