【ULA EQUIPMENT / UltraGrid CDT】進化の全貌に迫る、最新モデル徹底解剖レビュー

アメリカ・ユタ州発のバックパックブランド「ULA EQUIPMENT」から、最新アイテムが入荷しました。

今回の目玉は、大幅なアップデートを遂げた名作モデル「CDT」。今回のブログでは、新素材を採用した「UltraGrid CDT」の進化したディテールについて詳しく解説していきます。

CDTとは?

アメリカのULガレージブランドとして最古参に位置する「ULA EQUIPMENT」。

そのラインナップにおいて、基本デザインを変えずにアップデートを重ね、長年愛され続けている定番モデルが「CDT」です。

最大の特徴は、UL(ウルトラライト)バックパックの基本である「シンプル&タフ」を体現していること。モデル名の由来でもある、米国3大トレイルの最難関「コンチネンタル・ディバイド・トレイル(CDT)」を踏破するために設計されており、過酷な環境にも耐えうる圧倒的な耐久性と汎用性を備えています。

CDTのベースとなる基本設計やディテールについては、過去の記事でも詳しく解説しています。より深く知りたい方は、こちらもあわせてご参照ください。

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ULA EQUIPMENTを求めて 本社工場見学記 in logan utha 

基本設計はそのままに、新素材の採用で劇的な進化を遂げた今回のCDT。ここからは、大幅にアップデートされた細部のディテールをチェックしていきましょう。


既存モデルからのアップデートポイント

①新素材「UltraGrid」への変更

最大のトピックは、メインファブリックが「UltraGrid」に変更された点です。従来のRobicナイロンと比べ、耐久性と耐摩耗性を向上させながらも、約120gの軽量化(前モデル約930g→約810g)を実現しました。ULバックパックにおいて、タフさを引き上げつつこれだけの重量を削ぎ落とした機能美は特筆すべき点です。

また、従来のハリのある生地に比べ、UltraGridは非常にしなやか。荷物の形状に合わせて生地が柔軟に追従してくれるため内部にデッドスペースが生まれにくく、初心者でもパッキングした際に外観のフォルムを綺麗にまとめやすくなっている点も大きなメリットです。

② トップクロージャーに「Y字ストラップ」を標準装備

従来モデルからの変更点として、トップ部分に「Y字ストラップ」が標準採用されました。通常の一本締めストラップとは異なり、上部から二股で押さえ込む構造のため、かさばるスリーピングパッドや大型のフードバッグなどを外付けした際も、荷物が左右にズレにくく強固にホールドしてくれます。パッキングの拡張性と歩行時の安定感を両立する、良アップデートです。

③ プリーツ構造で容量を拡張したフロントポケット

UltraSTRECH™を採用したフロントメッシュポケットはプリーツ(マチ)構造を追加することで収納容量がアップ。旧モデルでは、メインコンパートメントに荷物をフルパッキングすると生地全体が張ってしまい、外側のポケットに物が入れづらくなるという弱点がありました。今回のアップデートにより、本体が満載の状態でも、レインウェアや行動食などをスムーズに出し入れできる、痒いところに手の届くアップデートとなっています。

④ 細部のパーツ見直しによる徹底した軽量化

その他、目立ちにくい部分ではありますが、各種バックルやストラップといった細かなパーツ群も全面的に刷新されています。こうした妥協のない細部のアップデートの積み重ねが、前述した「約120gの軽量化」という圧倒的な結果に繋がっています。

⑤ 防水性が向上した「ULTRA FABRIC」のウエストベルト

取り外し可能なウエストベルトの素材も、「ULTRA FABRIC」へと全面刷新されました。

ポケットも止水ジッパーに変更され、行動中に最もアクセス頻度の高いこのポケットの防水性が高まったことで、突然の雨や激しい発汗時にも、スマートフォンや行動食などの濡らしたくないアイテムをより確実に保護できるようになりました。

■ UltraGrid CDT スペック

・背面長 : 38~46cm(S) , 46~53(M)

・最大容量:50L(※)

本体容量(25L) , フロントポケット(6.5L), サイドポケット(各5.7L) , ヒップベルト(各1.5L), 吹き流し部分(4.1L)

 ※旧モデルからサイズ感はそのままに、より正確な採寸値に表記がアップデートされています

 ・重量:約810g(S), 約830g(M)

・最大積載量 : 約11.3kg

 ・素材:ULTRA GRID,ULTRA STRETCH MESH, Ultra Fabric 

・ストラップ : Sストラップ

※サイズ・重量は個体差がございます。
※重量は背面パッド・ヒップベルト込みで計測しています。

 UltraGrid CDTはこんな方におススメ

数あるULバックパックの中でも、今回の「UltraGrid CDT」は以下のような方に最適なモデルです。

  • 初めてULバックパックを導入する方(ザック自体の重量を抑えながら、しっかりと容量もあり、しっかりとした腰ベルトも付属するため)

  • 軽さだけでなく、ラフに使える圧倒的なタフさも妥協したくない方

  • 同等スペックの他社製品と比べて優れたコストパフォーマンスを求めている方

市場の同クラスのバックパックと比較しても、このスペックと堅牢性を備えながら非常に手が出しやすい価格帯に収まっている点は、ULA EQUIPMENTならではの大きな魅力です。

さいごに

今回ご紹介した「UltraGrid CDT」は無駄を徹底的に削ぎ落とし、基本に忠実な「シンプル&タフ」を体現したバックパックです。

フレームレス仕様のため、アルミフレーム入りのモデルに比べると耐荷重は少なめです。しかし、その分構造が極めてシンプルであり、UL本来の圧倒的な軽さと、身体の動きを妨げないしなやかな背負い心地を味わうことができます。

また、テクニカルすぎないカジュアルなルックスも魅力の一つ。過酷な登山だけでなく、身軽なトラベルや日常のバックパッキングまで、シームレスに使える懐の深さを持っています。現在でもアメリカの自社工場で丁寧にハンドメイドを貫いている生産背景も、グッとくるポイントではないでしょうか?

新素材でさらなる進化を遂げた名作「UltraGrid CDT」。次のハイキングや旅の相棒として、店頭またはオンラインストアでご覧いただければと思います!!

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