《 山と道 》この春、アルファベスト×DFメッシュメリノが心地いい。

こんにちは。

今回もバンブーシュートブログをご覧いただきありがとうございます。

先週のブログにて、”桜の開花予報が3/22(金)となっていて開花が楽しみです!”などと言っていましたが、目黒川沿い桜並木はまだまだ開花せず。。

そんな中、先週末はバンブーシュートの目の前「目黒川合流点遊び場」では、第38回 中目黒桜祭りが開催され、桜の開花前ではありますが、国内外たくさん方で賑わっていました。

これから4月前半にかけて徐々の満開シーズンに入っていくので、ぜひ花見がてらバンブーシュートにもお立ち寄りください。

本日のブログは、ボクが昨年から愛用している《 山と道 / Alpha Vest 》と《 DF Mesh Merino シリーズ 》について。

以前にも一度、Alpha Vestのレビューブログを公開しているのでそちらも合わせてご覧ください。


今回は、Alpha Vestに関しては改めて一から素材を深掘ってのレビューでは無く、『コレ、初夏まで活躍するんじゃないの?』といった半ば考察混じりの内容です。

ボクのレイヤリングにおいて、Alpha Vestのアンダーに重ねるベースレイヤーとして定着している《 山と道 / DF Mesh Merino シリーズ 》は、今回しっかりレビューを綴っています!

Alpha Vestとの相性についてもまとめていますので、ベースレイヤーに悩んでいる方、新しくベースレイヤーの購入を考えている方、DF Mesh Merino シリーズが気になっている方にもご参考にしていただける内容かと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

【 山と道 】

- Alpha Vest -

( 178cm/65-70kg Lサイズ着用 )

昨秋から今に至るまで、気が付けば毎回の山行でボクの体幹を温めてくれているAlpha Vest。

”前回のレビューブログ”で、素材の特徴から使用感まで細かくレビューした通り、『抜けの良さ』『体の芯のみ保温』というインサレーションとしては極端に振り切った構造をしていますが、これが痒いところに手が届きずっと手に入れたかった『心地よさ』を生み出してくれています。

このあたりの詳しいレビュー内容に関しては、”前回のレビューブログ”に綴っていますので是非ともそちらをご覧ください。


今回のブログのお話は、冒頭で触れたようにこのAlpha Vestはオールシーズン大活躍するのでは?という話。

いよいよ春も真っ盛りとなり、そろそろ夏山計画もし始める頃合いかと思います。

夏に高山帯に登ってテントや小屋で泊まったことがある方はお分かりだと思いますが、夏といえど天候が悪くなれば一気に体が冷え、夜は非常に寒いといった状況がザラにありますよね。

だから、インサレーションをパッキングしていきます。

そこで、考えてみてほしいことがあります。

停滞時の”防寒着”としてのインサレーションは暖かいダウンや化繊綿のものを持っていけばいい。

では、もし急に天候が変わって雨に打たれはじめた時、それでも行動しないといけない時に何を着ていますか?

ボクは昨年夏まで、シェルの下に停滞時用のインサレーション(ダウン、化繊綿、フリースなど)を着用していましたが、うまくヒートアップを防げず、結果的に汗をかき、シェル内が蒸れ、汗冷えや蒸れによる不快感を抱くという良くない環境を引き起こすことが多々ありました。

(余談ですが、昨年はどこへ行っても強雨に見舞われる1年でした。。)

しかし昨年初秋。

強雨の中、八ヶ岳全山縦走を行った時に着用した組み合せが非常に快適で『これは夏に使える!』と感じたわけです。

※八ヶ岳全山縦走の様子は、”HMG/UNBOUND40のレビューブログ”内で触れています。

その時は、DF Mesh Merino Long Sleeveの上にAlpha Vestをレイヤリング。

秋に入っていたこともあり日中でも気温が低く、風と雨の吹つけが激しかった初日は更にもう1枚、薄手のインサレーションを羽織って行動していました。

しかし、日が変わり天候が回復してからは薄手のインサレーションは脱ぎ、DF Mesh Merino Long SleeveとAlpha Vest、その上にシェルという3レイヤーで行動。

これが非常に快適だったんです。

そこで、より気温が高い夏の高山縦走では、朝晩の冷え込みや雨に打たれる場面では、DF Mesh Merino シリーズ(季節や環境に応じて、Hoody、Long Sleeve、Crew Neck、Sleevelessを使い分ける)とAlpha Vest+ウィンドシェルや防水シェルの組み合わせが、蒸れと保温の両立を考えて快適で有効なのではと感じたんですよね。

悪天候なら防水シェルを羽織りますが、天候が良ければ蒸れやすい防水シェルではなく、ウィンドシェルや適度な防風性のある《 山と道 / UL Shirts , Bamboo Shirts 》など、トレイルシャツを羽織って保温と通気のバランス調整をするのがオススメ◎

自店では、3月末現在UL Shirts , Bamboo Shirtsは完売状態ですが、4月初頭に2024モデルが入荷予定!また、その他にもトレイルシャツをたくさん取り揃えておりますので、あわせてご検討くださいませ!

 

【 山と道 】

- DF Mesh Merino Series -


最後にDF Mesh Merino シリーズのレビューです。

【ウール100%の弱点を克服した】と山と道の商品サイトで綴られている通り、従来のウールの弱点であった『乾きにくさ』『濡れたときのべたつき』『熱のこもり』を高レベルで解消したベースレイヤーです。

ウール100%の弱点を克服した秘訣はその構造にあります。

まず商品名の"DF"とは、"Double Face"の略称。なぜ"Double Face"なのかというと、肌面に水を遠ざける疎水仕上げを採用、表面には水を吸着する親水仕上げを施した2層のメッシュ構造となっているからです。


この構造が作用して、汗のベタつきなどの不快感を軽減し、ハイキングはもちろんのこと、トレイルランやファストパッキングなどの高負荷なアクティビティでも積極的に使うことが可能◎

ボクがこの1年着用してみて感じた使用感は、『ドライレイヤーとベースレイヤーを1枚で補えている。』ということ。

この感覚が一番特徴を言い表せていて、伝わりやすいと現時点では思っています。
皆さまの中にも、最近では従来の化繊やウールを使用したベースレイヤーのさらにその下にメッシュ構造の”ドライレイヤー”と呼ばれるアイテムを着用している方が多いのではないでしょうか。

ボクも一時期、『これは画期的だ』と思って着用していました。

そのため、ドライレイヤーとベースレイヤーを組み合わせて、それぞれ違う得意分野の役割を持ったウエアを肌側に2枚使用することで快適性が増すことは身を持って体感していたんです。

そんな時に出会ったDF Mesh Merino シリーズ。

生地の特徴を知った時に『これはもっと画期的だ!』と思い、まずはDF Mesh Merino Sleevelessをテスト。

夏山では、ウールTシャツの下に重ねてみたり、トレイルシャツの下に重ねてみたりして毎度着用。

秋以降は、DF Mesh Merino Long Sleeveを毎回着用。

どちらもスリムフィット採用なので、一番下に着やすく汗の吸いこぼしが少ない。

スリムフィットだけど、袖付きモデルの肩回りはラグランスリーブ仕様で動かしやすい。

全体的に非常に伸縮性が高いので、激しい動きにもストレスなく着用可能。

極めつきは、速乾性が高いのでベタつきにくく、汗冷えしづらい。

それでいて、もちろんウール特有の快適な着用感、消臭性や調湿性といった天然由来のメリットは健在。

これを”1枚”で可能にしているので、荷物は減るし身体の動かしやすさも1枚の方が良いはずですし、これらを画期的という他ありません◎

ただここまで完璧だとメリットばかりではなく、実際デメリットもあります。

それは、耐久性。

ただでさえデリケートなウールをメッシュ構造に仕立て上げているわけですので、従来の100%ウール素材に比べ耐久性が劣るのも致し方ありません。

DF Mesh Merino シリーズは、その高機能性と特殊構造を維持するためにナイロンが12%混紡されています。

それでも、これだけのメリットを享受するには耐久性を幾分か犠牲にする必要があるということでしょう。

ただ、ボクはそれを加味しても一度知ってしまったDF Mesh Merino シリーズの快適性からは逃れられないですね(笑)

ぜひとも皆さまにも、騙されたと思って一度お試しいただきたいベースレイヤーがこのDF Mesh Merino シリーズです。

きっとその時、ボクの快適性から逃れられない気持ちが分かっていただけるはず◎

まずはこの春から、Alpha Vest × DF Mesh Merino シリーズ

はじめてみませんか?

生地感やサイズ感は、ぜひ店頭にて実際に見て触ってお確かめください。

それでは。

BAMBOO SHOOTS 大田

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