《HMG CONTOUR35 レビュー》WAYPOINT 35と何が違う?? 3泊4日の北アルプスハイキングで使い倒してみました!
こんにちは、スタッフ黒田です。
HYPERLITE MOUTAIN GEARより届いた注目の最新バックパック「CONTOUR35」を真夏の北アルプス3泊4日で使用したレビューをお届けします。
今回レビューする「CONTOUR35」は先行して発売している「WAYPOINT 35 」と見た目はほぼ一緒。
何が違うの?どう使い分けたらいいの?という方もきっと多いと思います。
そんな方に向けてまずはそれぞれのモデルの比較とおススメの使用シチュエーションをまとめてみました!
【CONTOUR 35とWAYPOINT 35の比較】
それぞれのスペックは下記の通り。
品名 | CONTOUR 35 | WAYPOINT 35 |
容量 | 35L+6.5L | 35L+6.5L |
重量 | 459g (M size平均値) | 666g (M size平均値) |
耐荷重 | 約11kg | 約18kg |
サイズ | 26.7×72.4×88.9×82.6cm (背面幅×高さ×上部周囲×底周囲) |
27.9×86.4×95.3×77.5cm (背面幅×高さ×上部周囲×底周囲) |
仕様 | フレームレス、ボトムポケット、ヒップベルト(着脱可) | 背面パッド、アルミステー、 ポケット付きヒップベルト(着脱可)標準装備 |
それぞれのモデルを比較するうえでポイントになるのは3点。
①ザック重量
CONTOUR 35はWAYPOINT35に標準搭載されているアルミステー、背面パッド、ウエストベルトを排除したことで大幅に軽量化されています。(ちなみにWAYPOINT 35からアルミステー、ウエストベルトを除くと実測値495g)
素材に防水性に非常に優れたDCHを使用し、ポケット等の機能も全部盛りでこの重量は驚異的だと思います。
②耐荷重
CONTOUR 35の耐荷重はアルミステー非搭載の為、ULバックパックとしては標準的な約11kg。
一方でアルミステー搭載のWAYPOINT 35の耐荷重は約18kgと、ある程度の重い荷物を背負っても問題のない構造になっています。
③ポケットデザイン、背面パッド、アルミステーの有無
CONTOUR 35にはWAYPOINT 35に標準搭載されているアルミステーのほか、背面パッドも省かれています。
バッグの作りがミニマルになり、パッキングの自由度が上がる半面、背中に尖るものを入れないなど多少パッキングの技術が必要になります。また、CONTOUR 35にはUNBOUND40にもあったボトムポケットが搭載されています。
また、実際にそれぞれを背負い比べてみると意外と多くの違いがあることが分かります。
※実際のテント泊装備をそれぞれのモデルに詰めた比較画像
モデル着用172cm Mサイズ
上記の表に記載のある通りWAYPOINT 35の方が縦長でCONTOUR 35の方が寸胴型になっています。
背面をぱっと見た感じは大きく差があるようには見えないですね。
横から見ると意外と大きな差があることが分かります。
CONTOUR 35はフレームレスなので荷物を詰めた際に全体的に上半身に重心が集まるようなデザイン。
一方のWAYPOINT 35はアルミステーと背面パッドが標準装備されているため、ザックの形状が安定しやすくパッキングの際に安定します。
また、WAYPOINT 35の方がCONTOUR 35と比べて縦長のデザインになっています。
CONTOUR 35はウエストベルトの取り外し機構がなくなったことでよりシンプルなデザインに。
ウエストベルトは簡易的なループで取り付ける仕様なため、サイズさえ合えば純正のウェストベルト以外の他社製品も取り付けが可能です。
WAYPOINT 35のウエストベルトも取り外しが可能ですが、こちらは反対にかなりしっかりとした作りで腰加重もしっかりとできます。
両サイドにジッパーポケットも付いているので小物などの収納にも便利です。
CONTOUR 35とWAYPOINT 35を比較する上で大きな違いになってくるボトムポケット。
元々はFKTを目指すハイカーがザックを降ろさずに行動食を補給できるように作られた意匠です。
ぱっと見るととあまり物が入らないような気がしますが、ストレッチメッシュが想像以上に伸縮性があるため行動食以外にもサンダルや折りたたみ傘なんかも楽々と収納ができます。
サイドポケットはCONTOURの方が大きく、高さのあるものも容易に収納が可能です。
小さくたたんだテントやタープも上の画像の様にすっぽりと収まります。
一方で高さが結構あるので、ボトルなどをザックを背負ったまま取り出すのはなかなか難しいです。
ここは結構好みが分かれそうな点。
モデル別おすすめ使用シチュエーション
■CONTOUR 35
・軽量化や山行スピードに拘るULハイカー
・1泊2日程度のテント泊や小屋泊がメインの方
・ウエストベルトを使用せず肩加重ザックが好みの方
・旅行などのサブザックとしての使用も考えている方。
CONTOURは上半身に荷物が寄ってくるためにしっかりと肩加重ができます。
従来モデルよりも幅の太いショルダーハーネスは、ピタッと肩に吸い付いて重さを感じない作り。
山と道 / MINI 2をはじめとした肩加重のUL ザックを既に背負ったことのある方にはかなり使いやすいと思います。
背面パッドが省かれたことにより荷物を入れてない際には、WAYPOINT 35と比較して本体を大幅に小さくすることができるので、登山だけでなく旅行などの際のサブバッグとしてスーツケースにしまっておけるのが個人的な推しポイント。
■WAY POINT 35
・初めてULザックの購入を検討されている方
・安定感のあるザックを探されている方
・2泊以上のテント泊を伴う山行をメインに考えている方
WAYPOINT 35の最大の特徴は高い安定性。
耐荷重約18kgという数値は高価なギアを揃えずとも、現代の軽量化されたギアであれば通常のテント泊ででも問題なく対応できると思います。
ウエストベルトもしっかりしたものがついているので、腰荷重にも対応します。幅広いシチュエーションや用途に対応する汎用性の高さを兼ね備えているのがWAYPOINT 35と言えそうです。
WAYPOINT 35はスタッフ坂本が以前にレビューしていますので、こちらも併せて是非ご覧ください。
《HMG WAYPOINT レビュー》高野山町石道と幻の熊野古道奥辺路
ここからは実際に私が使用したシチュエーションでの使用感をご紹介。
今回、CONTOUR 35を使用したのは雲ノ平-三俣山荘-伊藤新道という北アルプスの目玉を抑えた黄金ルート。
詳しい山行の模様は後日BLOGにてUPしますのでそちらもお楽しみに。
【実際に使用してみた感想】
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